「自分の家や村も心配だけど、今はここでやることがあるから。」今回一緒に活動した現地スタッフの一人が、移動中に話してくれた言葉です。彼女自身も被災しており、家族や村の様子が気になる中、それでも今の自分にできることを果たそうとしていました。ー看護師 中村からの報告 抜粋2025年3月28日にミャンマー中部で発生した大地震を受け、特定非営利活動法人ジャパンハートと連携し、4/2より被災地へ看護師1名を派遣しています。元々10日間の予定でしたが、現地の状況を鑑み、大多和医院では継続支援を決定しました。中村看護師より、活動報告が届きました。<活動報告 ヤメティン病院訪問>「自分の家や村も心配だけど、今はここでやることがあるから。」今回一緒に活動した現地スタッフの一人が、移動中に話してくれた言葉です。彼女自身も被災しており、家族や村の様子が気になる中、それでも今の自分にできることを果たそうとしていました。4月4日、第4班としてジャパンハートのミャンマー人スタッフとともにヤンゴンを出発し、震源地から140マイル(約225キロ)ほど離れたヤメティン病院へ向かいました。目的は、地震で被害を受けた医療現場への物資支援と、現地の状況把握です。ネピドーに向かう道中、道路の一部には断裂が見られたものの、通行に大きな支障はありませんでした。特にネピドー市内に入ると、すでに道路の修復作業が進んでおり、通行できる状態になっていました。ヤメティン病院では、以下の医療資材を寄付しました。・点滴・内服薬・麻酔薬・抗生剤・包帯・ガーゼ・酸素マスク・吸引チューブ など病院の建物自体には大きな損傷はなく医療活動も再開されていますが、ネピドーから避難してきた被災者を含む患者の治療のための資材が不足していました。また、震源地からは比較的距離があるため4月3日からはライフラインの復旧も進み、村の商店も営業を再開しており、食料や日用品の入手も可能な状態になっていましたが、病院スタッフの寮は外壁の破損が大きく、安全のため多くのスタッフが屋外で生活しているという状況でした。病院の院長先生からは、「被災者の治療に必要な物資が不足していたため、いち早く届けてもらえて本当にありがたい。」という言葉をいただきました。被災地という厳しい環境にありながら、ヤメティン病院のスタッフや村の方たちは常に明るく、家族・知り合い関係なく助け合いながら日常を取り戻そうとしていました。こうした一つひとつの現場に向き合いながら、必要な支援を模索していきます。————————————————ジャパンハートによる「ミャンマー地震緊急支援」の募金は下記より募集しています。皆さまのご支援、何卒よろしくお願いいたします。募金URL:https://www.japanheart.org/topics/support/earthquakemyanmar2025.htmlまた、活動の様子は当院インスタグラムでも発信していく予定ですので、よろしければそちらでも動向を見守っていただければ幸いです。当院インスタグラム